「創造」再発行7周年のご挨拶

 

「創造」再発行から7年が経ちました。皆様のご支援、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

再発行されたのは、20127月でした。前年に東日本大震災、福島原発事故があり、2012年は民主党政権の末期でした。そしてこの年の年末にはあの「悪夢のアベ政治」が始まりました。この政権のおかげで、日本の政治、経済、社会、外交はズタズタにされ、崩壊の一途を辿っています。「創造」はこの状況に警鐘を鳴らし続けてきました。

「創造」はさらに「戦争と金の流れ」という大きなテーマに取り組んでいこうと思っています。

 

最近の情勢についていくつかコメントしたいと思います。

 

@               私はアベシンゾーという人間を心の底から軽蔑している。

人間的にも、頭の程度も下劣の極みである。バカに権力を持たすとどういうことになるかを絵にかいたような見本である。

権力の私物化、嘘、ごまかし、でたらめ、改ざん、隠蔽、捏造、等々

問題は、こうした腐敗し、暴走する権力を許しているメディアや国民である。

「国民は自分のレベル以上の政府を決して持つことはできない」と言われる。

残念ながらアベシンゾーはわが国民を写す鏡と言わざるを得ない。

もはや日本は、政治、経済、社会、外交ともに四流国家に転落してしまった。

 

A アベシンゾー=右翼、保守という図式はいったいだれが決めたのか?アベは右翼でもなければ、保守でもない。単なる下等集団の都合の良い「軽くてバカな神輿」である。

本物の右翼や保守は、あんなものと一緒にしないでくれと怒るべきだ。

それとも本物の右翼や保守はいなくなってしまったのか。

保守や右翼の立場からアベ政権を批判しているのは、

 

小林よしのり→https://www.youtube.com/watch?v=QZw8xEeY5nM

       https://www.youtube.com/watch?v=Iu84bL-HzJw

鈴木邦男 → https://www.youtube.com/watch?v=WdehSQSMm6g

適菜収  → https://www.youtube.com/watch?v=qIM98wUuOl8

 

といったところである。

 

 

『「法の支配」の対義語は何か?』

野党議員に問われて、アベはその意味が分からず、トンチンカンなことをだらだらしゃべって、お茶を濁そうとした。「法の支配」の対義語は「人の支配」である。

理科系出身の私でもわかることだ。

アベは政治も法律も三権分立も何もわかっていないのだ。

 

B               アベ支持の空気

 

特に2030代の若者の支持率が高いことに唖然とさせられる。

支持の理由は「就職率が良い」「株価が高い」「他より良さそう」「他にいない」というのが理由らしい。

「お前らバカか‼」と言いたい。

 

就職率が高いのは少子高齢化で生産年齢人口が減少しているだけ。

 

株価が高いのは、出口戦略のない野放図で無謀な金融緩和のせい。おまけにGPIFまでつぎ込んでのっぴきならない状況に陥っている。

我々の貴重な年金を博打につぎ込むことまでして、株価をやっと維持しているのだ。

家庭に例えると、大切な生活費を旦那が持ち出して博打につぎ込んだら、奥さんは激怒するだろう。奥さんの立場である国民は、騙されて飼いならされているせいか、全く怒らない。

GPIFを株にぶち込んだということは、例え含み益が出たとしても利益を確定できないということだ。つまり売るに売れない絵に描いた餅状態である。売ると株は暴落する。つまり地獄へ足を踏み入れてしまったということだ。

 

「他より良さそう」「他にいない」 こんなのは支持の理由にならない。

「政治家は国民が育てるべき」という意識が全くない。これでは民主主義など機能するわけがない。

 

だいたい国民は「権力の怖さ」というものを知らなさすぎる。

権力は必ず腐敗するし暴走する。国家権力は唯一暴力装置を所有し、行使できる組織である。時には法律も無視するし、人権侵害も当たり前、殺人だってできる存在であることを銘記しておくべきだ。

 

 

 

C               B層がアベを支持する

 

小泉郵政選挙の時、自民党はマーケッティング戦略から見て票を獲得する方法の分析を、ある広告代理店に依頼した。縦軸に知的レベル(IQ)をとり、横軸に小泉のキャラクターやワンフレーズポリティックスや改革の雰囲気に乗りやすさをとった表を作成した。

その結果、知的レベルが低く、ワンフレーズに乗りやすい層をB層と名付け、この層をメディアで洗脳すれば、簡単に多くの票が取れると結論付けた。

あの当時「抵抗勢力」「刺客」などの言葉が飛び交った。

つまりバカを相手にすれば、多くの票が取れるということだ。

自民党はこれに味を占めている。

国民はなめられたものだ。

 

アベ支持者に言いたい。「もっと真面目に、自分の行く末のことを考えろ‼」と。

「アベ政治」の延長線上には、どんな未来があるか?

ちょっと想像力を働かせばわかることだ。

政治的には、基本的人権もなくなる全体主義国家。独裁的強権国家。

経済的には、財政破綻。国債、株、円の暴落。ハイパーインフレ。国民生活の破壊。

社会的には、非正規雇用の拡大。益々の貧富の格差の拡大。社会の分断。共同体の破壊。

外交的軍事的には、アメリカの植民地として搾取され続ける。

      自衛隊は米軍の指揮下におかれ、下請け軍隊として

      「パシリ」をやらされる。穢れ仕事を押し付けられ、

      国際的信用を失う。当然攻撃対象になる。

 

あなたたちが生きねばならない日本の未来はこんなのでいいのですか?

 

D               日米安保条約

トランプが日米安保条約は不平等条約だから、破棄したいと非公式に言っているらしい。

トランプはバカだけど、たまにはいいことも言う。

万々歳である。慌てているのは日本の支配層である。

もちろん日米安保条約は片務的である。圧倒的に日本が不利ということで。

大体考えてみればわかることだ。戦勝国が敗戦国に対して自分たちが不利になる条約など結ぶわけがない。

金と権力に目ざとく汚いアングロサクソンが、そんなことするわけがない。

米国は日本を守る義務があると、メディアは当たり前のように言っているが、うそである。

安保条約には「日本を守る」などどこにも書いていない。

 

【安保条約第5条】

各締約国は、日本国の施政の下にある領域における、いずれか一方に対する武力攻撃が、自国の平和及び安全を危うくするものであることを認め、自国の憲法上の規定及び手続に従って共通の危険に対処するように行動することを宣言する。

 

つまりこういうことではないのか?

自国(アメリカ)の平和と安全を危うくすると認めなければ、また、自国(アメリカ)の憲法上の規定及び手続に従ったところ、軍を動かせないとなったら、日本がどんな目に合おうとも何もしないということだ。

 

 

イージスアショア問題もひどいものだ。

配置予定は秋田、山口。北朝鮮と秋田を結んだ延長線上にハワイの米軍基地があり、

北朝鮮と山口を結んだ延長線上にグアムの米軍基地がある。明らかに米国の命令である。

銃の弾を銃の弾で撃ち落とすようなものだから、正面から撃った方が確率は高いということか。

第一これって本当に役に立つの?

 

自衛隊の住民説明会もお粗末極まりない。だいたい自国の地形も正確に知らない輩が何で国を守れるのか?

ブラックユーモアにもならない。

 

 

ここでおすすめの映画と書籍を紹介

 

@               映画「新聞記者」→  https://shimbunkisha.jp/

 

ぜひ見ていただきたい映画である。

内容もさることながら、映画芸術という面でも高い評価を得ている。

現政権とメディアの間で起きている現実をリアルに表現している。

よくぞここまでの映画を作ってくれたと感動し、感謝している。

 

A               映画「主戦場」→http://www.shusenjo.jp/

 

ぜひ見ていただきたい映画である。

従軍慰安婦問題を扱ったインタビュー中心のドキュメンタリー映画である。

歴史修正主義者の論客として出てくるのは、櫻井よしこ、杉田水脈、ケントギルバート、日本会議、いわゆるネトウヨの親玉、アベ応援団である。

一方反論する立場は吉見義明、中野晃一等々。

歴史修正主義者の論理破綻は明確である。

ケントギルバートなどはこの映画に出演したことに対して、騙されたと怒っているらしいが、自説を展開してそれが映画になったことになぜ怒るのか?

よほど自説に自信が持てないのか?

あるいはよほどやましいことを言っていると自覚しているのか?

後ろめたいのか?

 

 

 

B               矢部宏治著「知ってはいけない2 日本の主権はこうして失われた」

  https://www.youtube.com/watch?v=uxecej4of58

 

山本太郎の20193月の参議院予算委員会での質問

https://www.youtube.com/watch?v=VyO1jjqHJHw

日米安保条約、密約問題を質問、追及した時のネタ本と思われる。

 

C               明石順平著「アベノミクスによろしく」

https://www.youtube.com/watch?v=xQ6CzsF5BzM

 

アベノミクスならぬアホノミクス批判本の中で、

一番すんなりと入ったような気がする。

 

 

 

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